トランプ関税ショックで年初来どれだけ下げた?下げ幅ランキング(米・日・先進国・新興国株と債券)

債券

トランプ関税ショックで年初来どれだけ下げたかを全世界・日本・米国・米国除く先進国、新興国の株式と米国債・日本国債・先進国債の債権でランキングを付けました。

4月9日には、相互関税が一時停止され大幅に株価は戻しましたが、不安定な相場が続いていますね。。。

株式の年初来の下げ幅ランキング

株において年初の2025年1月6日~4月8日時点で下げ幅の大きかった順に、

1位 米株(VTI -17.3%)

2位 日本株(TOPIX -13.4%)≒全世界株(VT -13.4%)

3位 新興国株(VWO -9.6%)

4位 米国除く先進国株(VEA -5.8%)

最も下げたのが、米株です。情報セクターの多いナスダック総合が-23%。VTIが-17.3%でした。

最も下げが小さかったのが、米国以外の先進国株です。VEAはー5.8%でした。

※TOPIXは、円ベースですが、その他はドルベースになります。

全世界株→VT・eMAXIS Slimオールカントリー・SBI全世界

4月8日時点で全世界株ETFのVTは、年初来-13.4%となっています。

ちなみに為替がドル安円高に傾いた影響で円ベースの投資信託は下落幅が大きくなっていてeMAXIS Slim全世界株式は-16.9%・SBI全世界株式インデックスファンドが-16.8%となっております。

一方で、1日経った4月9日現在でVTは前日比+8.5%の上昇となっています。年初からの下落幅をたった1日で6割程度取り戻しました。

投資信託は1日遅れがあるので、2~3%下げています。この程度の下げが小さく感じるほど、振れ幅が大きくなっていますね。。。

米国株→ナスダック総合・VTI・eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

米国株に関しては、4月8日時点のドルベースのナスダック総合が年初来-23.1%S&P500がー16.6%VTIがー17.3%でした。これだけ下げても振れ幅(リスク)は、おおよそ1標準偏差内ですから、これくらいのことは当然起こるものと考えないといけないですが、しんどいですね。。。ここからさらに倍下げるリスク(2標準偏差)も27%くらいあると考えると恐ろしいですね。。。

VTIもS&P500も下落幅に大差はなく、分散が効いているはずのVTIの方がほんの少しマイナスなのは少し驚きでした。

円ベースの投資信託eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は円安の影響もあり、ベンチマークより約4%低い、年初来ー20.0%です。

そして、4月8日から1日たった4月9日には、ナスダック総合は前日比+12.2%VTI+10.1%、S&P500+9.5%となりました。落ちるのも早いですが、たった1日で急上昇となり、不安定な相場になっていますね。。。

日本株→TOPIX

4月8日時点で東証株価指数のTOPIXは、年初来ー13.4%でした。

全米株と比べると下げ幅は小さく、全世界株と同程度の下げ幅です。

4月8日から1日経った4月9日には前日比+5.3%となっています。年初来の下げ幅の4割程度取り戻した形です。全米株と全世界株と比べるとまだ戻し幅は小さいですね。

新興国株→VWO・eMAXIS Slim新興国株式

新興国株は、4月8日時点でドルベースのVWOは年初来ー9.6%でした。円安の影響でeMAXIS Slim新興国株式は、下げ幅が大きく-12.3%となっています。

VWOは、1日後の4月9日には、前日比+6.5%となり年初来の下げ幅の7割程度戻しました。

詳しくは以下をご確認ください。

米国を除く先進国株→VEA

先進国株に関しては、VEAという米国を除いた先進国株は年初来-5.8%となっています。このトランプ関税ショックの中で最も下げ幅が少なかったです。

ただ、米国株を70%以上含むeMAXIS Slim 先進国株式は、米株安の影響を受けて年初来-17.7%となっています。

4月8日から1日経った4月9日には、VEAは前日比+7.5%となり、年初の48.5ドルより高い49.1ドルまで戻しています。

債券編

米国債→BND・TLT / 短・中・長期債

米国債券の短期・中期・長期の債券を比較しました。BND(米国総合債券)は年初来+1.0%、TLT(米国債券20年以上)は、+1.7%となっております。株式とは様相が異なっており、年初来プラスとなっています。

東証の上場投資信託のiシェアーズシリーズは、円安の影響もあってマイナスにはなっています。iシェアーズ米国債20年超(2255)はー5.1%、iシェアーズ・コア米国債7-10年ETF(1656)は-3.6%、iシェアーズ米国債1-3年(2620)は、ー5.2%でした。

1日後の4月9日には、BNDは前日比+0.2%、TLTは、+0.6%となっています。

株と比べると全然下げていないですね。

日本国債→eMAXIS Slim 国内債券インデックス

日本国債に関して、eMAXIS Slim 国内債券インデックスは年初来ー0.9%となっています。

1日後の4月9日には前日比-0.7%となっています。

先進国債→eMAXIS Slim 先進国債券インデックス

先進国債券に関して、eMAXIS Slim 先進国債券インデックスは、4月8日時点で年初来-2.9%となっています。これも主に円安の影響でマイナスの方で傾いています。

下落時の債券は変動が著しく少ないため株式よりほんとーに心強いなと感じました。円安がなければ、米国債や先進国債は+-0程度ですし。日本国債も同様です。私は全く債券に投資をしていないのですが、買っていなかったことを少し後悔するレベルの下げですね。こういった時に必要だったのかと下落したときになって感じました。

以下、まとめた表です。

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