FIRE。未来に希望を与えてくれる考え方について

FIRE

はじめまして、ぽんずです。32歳で勢いで退職した資産4000万円の元サラリーマンです。大学を卒業して、最初の出社日の時に地獄の始まりだと思って扉を開けました。。。そんな自分に希望を与えてくれたのがFIREという考え方です。自分の好きなことを好きな時にやる自由。嫌なこと、嫌な人と付き合わない自由があります。ちょっとゆっくりしたい、自分の好きなことをしたい、働きたくないといった時に仕事を辞める選択肢を与えてくれるのがFIREです。

FIREとは

Financial Independence, Retire Earlyの頭文字を取ったもので、経済的自立と早期リタイアという意味です。

つまり、保有している資産の運用益(株であれば配当金や売却益)で生きていける状態を作って会社を辞めちゃいましょうという考えです。

FIREには何種類かありますが、私は、最低限の生活を送れる分を資産収入から得る状態になることを目指しました。これは、Lean FIREの考えに近いと思います。

私の生きていくための最低生活費は、約150万/年間とかなり低めです。生活費が低いということは、貯蓄率も高めてくれてFIREに必要な資産も少なくて済むのでFIREの達成をかなり楽にしてくれます。

FIREの種類や特徴についてはこちら↓

私は、9年で理論上、FIREを達成しました。未来のことは分からないのであくまで、今までの歴史・実績から導かれる理論にはなるのですが。。。

ぽんお
ぽんお

それってどんな理論なのかな?

FIREを成立させるトリニティスタディとは

その理論は、トリニティスタディというもので、

アメリカの株式および債権のポートフォリオに対して引き出し率の検証を行い、持続可能な引き出し率を算出した研究のことです。

研究結果は、資産を4%の引き出しであれば、インフレを考慮しても30年もの間、資産を98%の確率で維持できるというものです。(資産の内訳は、米株式のS&P500を75%、米債券の長期優良債25%)↓

また、驚くことに平均で言えば、$1,000を30年間、年4%引き出しをしたとしても、初期投資額の9倍の$9,031となっています。↓

私の生きていく最低生活費は150万/年なので、3,750万を4%の引き出しで150万円になるので、理論上FIRE達成できます。

利回り4%で、大丈夫なのか?という疑問もあるかと思いますが、

全世界株のVTは、直近15年の平均リターンは9.2%です。直近15年間であれば、実現可能でした。

3,750万貯まったら会社を辞めようと思って、つまらない、精神的につらい仕事を9年間耐えてきました。

そんな大金貯められません。。。どうすれば。。。

株や債券などの資産がお金を生み出す

目標の資産額を全て貯める必要はありません!ただ、そのためには株や債券などに投資をして、適切なリスクを取り、時間をかけることが必要です。

トリニティスタディのポートフォリオに株式と債券がありますが、この株式や債券といった資産が新たなお金を生んでくれます。

投資して得た資産がお金を生み、どんどん雪だるまのように大きくなっていくからです。

これを複利効果と言います。

雪だるま式にお金が増える複利効果

複利とは、元本に対して利息を組み入れて大きくなった元本に対してさらに利息がつく仕組みです。元本に対しての成長を組み入れてどんどん大きくなって、雪だるま式に増えていきます。

時間をかければかけるほど、坂を雪だるまが転がるようにどんどん加速的に大きくなっていきます。

この複利効果を利用して、目標の資産額まで増やせばいいので、全額貯める必要はありません。

例えば、資産4000万円を目指す場合、

毎月、78,000円を全世界株などに投資をして、仮に利回り7%で20年間投資をすると、複利で4000万円になります。

実際に投資した金額は、1,872万円です。実に投資した金額の倍にもなるのです。

もし、20年前にさかのぼって、全米株のVTIに2005年から2025年まで毎月78,000円を投資していたら、20年間の利回りは約10%なので、5700万円になっています。

複利について、詳しくはこちら

これからFIREを目指す方へ

FIREに関する記事を作っていく予定です。経済的に自立して、働くも働かないも自由。いつ起きるも自由。いつ旅行に行くのも自由。時間や場所の制約がないそんな生活を一人でも多くの方が得られることを願っています。読んでいただきありがとうございました。

引用:トリニティスタディPhilip L. Cooley, Carl M. Hubbard and Daniel T. Walz  1998, ‘Retirement Savings: Choosing a Withdrawal Rate That Is Sustainable’ , AAII Journal February 1998

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