低リスクで4%のリターン?株より債券がイイ?私が買う米国国債について

国米国債券の利回りが4%半ばになっており、高くなっていますね。

債権のイメージは、あまり積極的なリスクは取れない・安定したインカムが欲しい50代~60代の人だったり、資産数千万以上の人が分散として購入する投資商品じゃないでしょうか?

株をメインにしていたけれども、リスクとリターンを考えると買い時かもと思っている方もいるかもしれません。

私もその一人です。私は、債権は今のところまったく持っていません。

債権の特徴とリスクに関して検討したことを記します。投資の選択肢の一つとして参考にしていただけると嬉しいです。

債権とは?

債券とは、国や地方公共団体、企業などが必要な資金を調達するため、投資家からお金を借りる際に発行する証券(有価証券)のことで、いわば借用証書のようなものです。


国が発行する「国債」地方公共団体が発行する「地方債」企業が発行する「社債」などがあります。

債券を保有する投資家は、定期的に利率分の利子を受け取り、満期日(償還日)を迎えると額面金額である償還金および利子を受け取ることができます。

株と比較される債券ですが、全く特徴が異なります。

債権の特徴

①満期日(償還日)に投資した元本が戻る

株は買った金額で必ず売れませんが、債券は買った金額が戻ることが約束されています。

②利子を受け取れる

発行するときに決められた利子をもらえます。株の配当金は企業の業績で上下しますが、債権は、元本+利子が約束されています。

③市場価格で売買できる

株と同じように満期を迎える前でも市場価格で売買できます。ただ、この時は元本は保証されません。

米国債の長期的パフォーマンス

このグラフにあるように、長期的に見ると、債券は株に劣っています。

ただ、昨今の米債権のリターンが4%半ばあります。米株の直近200年の平均リターンが7%/年程度なので、そんなに悪くないと思うのですが、いかがでしょうか。

一方で、リスクは、株より債券の方が低いです。

債権は、途中で売却せずに満期まで持てば、元本と利子が受け取れることは、購入時に決まっているからです。

株は、株価も配当金も約束されていません。

例えば、米国株のほぼすべてをカバーするVTIは、2019年8月~2024年7月の間で最大62%あがることもあれば、-9.1%に下がることもありました。(年間騰落率の最大・最小)株はリターンが大きい分、リスクも大きくなっています。

一方で、S&P米国国債7~10年指数(円換算ベース)は、2019年12月~2024年11月までの間で、最大13.5%あがることもあれば、-4.0%に下がることもありました。(年間騰落率の最大・最小)

このように株と比べれば変動の少ない債券ですが、債券のリスクはどのようなものがあるのでしょうか?

債権のリスク

リスクの言葉の意味

リスクというと、なんとなく危険なことのイメージですが、

不確実性を意味する言葉です。将来、どうなるか分からないことをリスクと言います。

「損するかもしれないし、得するかもしれない。」ということなのですが、

人間は損することの方が心に刺さりやすい性質があるので、リスクって言うと危険というイメージが染みついているのかもしれません。

為替変動リスク

米国債の場合、ドル建てになりますのでが、為替相場によって円での受取金額が変動します。購入時よりも円安になれば利益が発生し、円高になれば損失が発生します。

利率の高さである程度の円高はカバーできますが、今後、ドル円相場どうなるかは、誰にも分りません。

信用リスク

債権の発行元が破綻すると元本も含めて帰ってきません。米国債については、破綻する確率は極めて低いと言えるでしょう。米国が破綻したら世界経済も破綻するのと同義ですよね。。。

価格変動リスク

債券を満期まで保有すれば全額が戻ってきますが、途中で売る場合には、市場価格での売却となるため、状況によっては損失が発生したり、利益が発生したりすることがあります。

カントリーリスク

例えば、戦争や内乱が起きれば、国の政治経済が混乱し、債券の売買が制限される可能性があります。

私が買うならこの2つ!

米国国債 4.500% 2026/7/15満期

いわゆる生債権と言われるものですね。

利回りが4.104%,残存期間1年5か月、単価100.53ドルです。

買い付け時に100ドルで購入して、1年5か月後に6.75ドルの利子と償還金100ドルが得られます。

ただ、為替が143円/ドル以下になってしまうと利益は出ず、マイナスになってしまいます。為替リスクです。

償還時の為替次第でマイナスになってしまうかもしれないリスクは残ります。1年半後に強制的に売らないといけないのは、扱いずらいなと思いました。

しかし、投資信託やETFなら、ながーく持てるし、売るタイミングも自分で選べます!NISAも使えます。

私なら、投資信託かETFで買おうと思いました。

MAXIS米国国債7-10年上場投信

三菱UFJアセットマネジメント社のMAXIS米国国債7-10年上場投信で、中身が残存期間が7年~10年の米国の国債が100%です。

東証に上場しているので、流動性は高く、数千円という少額から円で購入できる手軽さがあります。

私が買うならこれを買います!

経費率も0.132%と、かなり低く抑えられています。自動で入れ替えをしてくれてこんなもんならいいかなと。。。

まとめ!私が買うなら米国国債の生債権ではなく、東証ETFのMAXIS米国国債7-10年上場投信!

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