お金を使えない病の人はハウスマネー効果を利用してみよう

お金の雑学

支出を抑えて、浮いたお金で株に投資という行動を10年も続けていると、支出を抑えることばかりに躍起になっていませんか?

私は、質素倹約に躍起になった結果、簡単にお金を使えなくなってきました。

学生の時は、お金を使わないことの方が難しいと思っていましたが、働き始めて10年間、質素な生活をしていると完全に習慣化して、お金を使うことの方がだんだん難しくなってきました。

元々の性格であったり、習慣化した結果であったり、理由は様々だとは思いますがお金使えない病の人は、一定数いると思います。

よく言えば倹約家・悪く言えばケチと言われるかもしれません。

そんな方におススメのお金を使いやすくする方法について、私の経験からお伝えします。

高配当株投資でハウスマネー効果を利用しよう

ハウスマネー効果という言葉を知っていますか?

ハウスマネー効果とは、ギャンブルなどで苦労せずに手に入れたお金は使いやすい心理効果のことです。ハウスとは、カジノのことです。

カジノで勝ってあぶく銭を得たら、パッと豪華な食事などに使いやすい感覚はなんとなくわかりますよね。

ただ、株式投資をされている方の中で期待値がマイナスのギャンブルをすることに積極的な方はあまりみたことはありません。

株式投資で得られるハウスマネー的な存在は、ご存じ配当金です。投資のリスクを取って得たお金なので、ギャンブルのあぶく銭とは少し異なりますが、苦労せず手に入れた不労所得です。時間を切り売りして労働で手に入れたお金とは異なります。

私は、配当金が入った時はお昼にいいものを食べたりしているのですが、「配当金が入ったから。。」という気持ちで贅沢しやすいです。苦労せずに手に入れた配当金でおいしいものを食べているという満足感も得られます。

労働によって苦労して手に入れたお金よりも、労せず手に入れたあぶく銭に似た配当金の方が圧倒的に使いやすいし、とても豊かになった気分になれる気がしています。

これからは、配当金はいい食事だったり旅行にどんどん使うようにしていこうと思っています。

やるなら早めに試そうインデックス投資の取り崩し

高配当株投資とは逆に、キャピタルゲインを得ることを目的とするインデックス投資は、ハウスマネー的なあぶく銭が発生しません。

また、配当金を出さないインデックス投資では保有効果という心理が働きやすいため取り崩しにくいと思ってしまう傾向があります。

保有効果とは、自分が所有しているものに対して高い価値を感じて、手放したくないと感じる心理現象です。

買った時に比べて2倍、3倍になってくれた銘柄は、なんか売りにくいですよね。これまで、貢献してくれた実績と信頼があるので、愛着のようなものが沸いて、なかなか売れないという事が起きやすいです。

全世界株などのインデックス投資を続けて資産が増えても、あまり使わないまま死んでしまっては、ただ数字が増えただけでなんの価値も生み出せないですよね。

インデックス投資の出口戦略およびFIREの黄金ルールの4%/年取り崩しでは、保有効果が働いて心がしんどくなってしまう可能性は否定できません。

なので、若いうちに定期的に売却をすることを経験してみることが、大事なのかなと思います。

メイン:オルカン サテライト:VYMorVTI がおススメ

売却を試してみてつらいと思った時は、半期か四半期で強制的に配当金がもらえるSPYDやVYMなどの高配当株のインデックス投資に切り替えた方がいいかもしれません。

ただ、高配当株は一般に成長性の少ないものが多いです。「効率よく運用を進めたい!」という方は、全米株のVTIであれば、成長性もとりつつ、配当金も1%台で得られます。

どっちか悩ましいという方は、全世界株のインデックス投資を軸にしつつ、サテライトで高配当株投資をすることをお勧めします。私は、eMAXIS Slimオールカントリーを主軸にして、サテライト的に日本個別株と米国高配当株ETFのVYMと全米株ETFのVTIに投資をしています。

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