選択のパラドックスとは、選択肢が多いほど不幸を感じやすくなる心理のことです。
パラドックスは英語で「逆説」という意味です。
「たくさんの選択肢から選べる」⇒「幸せ」 ということが予想されますが、
逆に、「たくさんの選択肢から選べる」⇒「不幸せ」もなり得るということです。
FIREでは、選択のパラドックスが起こりがちです。これを回避しやすいFIREの種類をご紹介します。
選択のパラドックス具体例
まず、選択のパラドックスの具体例をご紹介します。
例えば、洋服を買いたくてショッピングモールに行くと
ショッピングモール内には、お店が10店舗以上あって、さらにお店の中には何十種類も服があります。
結局、モール内を歩き回って見ているうちに頭も体も疲れて最終的に何も買わずに家に帰ったり、買ったとしてもやっぱ他の服の方が良かったかもとなったりします。
「選択肢が多いほど自由で幸せ」になれると普通は思いますが、実は、「選択肢が多いほど不幸せになる」かもしれないという具体例です。
なんとなく理解できる方も多いのではないでしょうか?
選択肢が多いことのデメリットには、以下があります。
「どれを選ぶか悩む」・「選ぶのに時間がかかる」・「選んだ後もこれで良かったのかな?と悩む」
こういったことで選択肢が多すぎると逆に満足度が下がる可能性があります。
FIREは、選択のパラドックスにハマりやすい
FIREすると24時間365日自由になります。選択肢が無限にあり、何をするかで悩む人も出てきます。ショッピングモール内で服を買うのとは比較にならないくらい多いですよね。
朝、何時に起きるのも自由。昼間、何をするのも自由。夜、何時に寝るのも自由。明日から1週間、旅行に行くのも自由。
こんな素晴らしい自由を謳歌できる人もたくさんいるでしょう。
ただ、選択のパラドックスにハマって素晴らしいはずの自由を悩む人も一定数いると思います。
やることなすことが全て自由で、選択肢が無限にあります。FIRE後は何をするかで悩む人も多いでしょう。
そして、何かをやった後もこれでよかったのか?と悩むこともあります。
他人からも、それでいいのか?と思われることも。。。
自分の心地いい選択肢に調整しよう
そんな時は、自分の心地いい選択肢の数に調整すると選択のパラドックスは回避できます。
あまりに、選択肢の数が多いと自分の処理能力を超えてしまい、選ぶことに時間がかかってしまい脳が疲弊してストレスがかかってしまいます。
ある程度、選択の制限をかけることが、メンタル的には案外いいのかもしれません。
選択のパラドックスを避けられる少し制限のかけたFIREについて紹介します。
選択のパラドックスを避けるFIRE
金銭的な制限をかけるLean FIRE
Lean FIREは、生活費をできるだけ小さくして、最低限の生活費を資産収入から得て、質素に暮らします。Lean FIREは、あまり余裕資金がありません。つまり、選択肢に金銭的な制限がかかります。
私は、絶賛Lean FIRE中なのですが、できることは以下です。
週に1回⇒良いランチ、日帰りお出かけ、銭湯。1~2か月に一回⇒旅行
案外、これぐらい制限がかかった方が悩まないですし、ランチや旅行は、特別なものとなり満足度は案外高いです。
ただ、ほとんどの日中は、お金のかからないことをするしかありません。動画視聴、ゲーム、読書、散歩、登山などです。
Lean FIREは、必要資産も少ないので達成するまでの期間も短くてすみます。一旦、Lean FIREぐらい選択肢が狭まった時に、自分のメンタルがどうなるか試してみるのもいいなと思っています。
これじゃ満足できないという人は、Barista FIREやSide FIRE路線でお金をもうひと稼ぎしてみましょう。
FIREについて詳しくは、こちら
時間的な制限をかけるBarista FIRE
Barista FIREは、非正規雇用のアルバイトの労働収入と資産収入を得ます。
ある程度、働いた方が時間的な制限が選択肢にかかります。一方で、金銭的な選択肢が増えます。一石二鳥ですね。働くと程よい人間関係も生まれます。
おすすめは、週3日くらい働くことです。休みが4日なので、休みの中に少し労働がある感じが良くないですか?
Side FIREもいいと思うですが、何をするか、いつやるかなど自由度が高く選択肢が多いので、逆に悩みが増えるケースみあり得ます。ここは、各々で調整したいですね。
働きたくなくなったら辞められる状況には、なっているので、ここの選択肢はあります。この選択肢がある価値は計り知れないですね。
私は、近い将来Barista FIREになるかもしれません。。。
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